『世界の一流は休日に何をしているのか?』|松下幸之助さんが提唱したという「1日休業、1日教養」という休日の使い方

学び

『年収があがる週末の過ごし方 世界の一流は「休日」に何をしているのか』
越川慎司 著

実はこの本、職場の数人と今読みたい本をそれぞれが選んできて、ランダムに誰かの選んだ本を読んでみるという試みで私の元へやってきた。

最近始めた朝活。ちょうど、早起きしてできた時間をどう使うか考えていた時に、ヒントになりそうな本を読んだばかりだったので、少し内容が重複していたけれど、違う視点もあり、読みやすかった。いつも利用するカフェで半分程度、残りを自宅で、さらりと読み終えることができた。

頭に残った部分をかいつまんでまとめてみる。

日本人は「休む」ことが下手!?

下手らしい。日本人は、というと主語が大きいけれど国民性という意味では合っているかもと思った。
生真面目な性格の人が多いからだろうか。

世界的に有名ないわゆる成功者といわれる人たちは休日をどうすごしているのか?
そんな例を交えながら、週休2日制が導入されていることを前提に休日が二日あったら、それぞれの1日1日をどう使っていくのがいいか、色々と提案がまとめられている。

書いてあること、ひとつできてたじゃない!ということがあった。
私はぎちぎちに予定を詰めることはしたくないので、2日休日があったら1日は誰かとの予定は入れず自分の時間として使うことにしている(贅沢な話だと思うけれど)ただ、ぼーっと休む、ことは稀にはあるけれど、最近は休日を有意義に使うことができている。その時間をどう使うともっと良くなるか、それがかかれている。

人のエネルギーには4つの種類があるらしい

①パフォーマンス(活動)←ポジティブなエネルギー
②サバイバル(生存)←ネガティブなエネルギー
③バーンアウト(燃え尽き)←ネガティブなエネルギー
④リニューアル(再生)←ポジティブなエネルギー

社会人が仕事でハイパフォーマンスをするためには、①と④の「ポジティブなエネルギー」を意識的に往復することが大切とのこと。

人間生きて入れば100%ポジティブな状態でいれるわけがない、と思っている。
そんななかでも、エネルギーの種類にはそれがあって、そのエネルギーを「最適配置」することでいいパフォーマンスに繋がるという。

エネルギーを最適に配置することで

「無駄で不要なことに力をつかわない」
「モチベーションの高いときに手を付ける仕事を決めておく」
「疲れる前に休む」

働く人の休日の使い方①|読書

世の中には色々な職業があり、誰しもが土日が休みというわけでないのは百も承知ではあるし、週休2日制というものを前提として週2日の休みをどう使かという実例を紹介してくれている。

その一つが「読書」

読書が大事ってことは、色々な自己啓発本でも言われているし、私もそうそう、と思って去年は意識的に本を読むようにしていた。

本を読んだからと言って頭がよくなるわけでも何かがすぐに好転するわけでもない。

ただ、本を読むことで自分にプラスになることは多々あると感じる。
自分の知らない世界、知識、ことばの表現など、インプットされていく充足感がある。

アウトプットしないと、すぐさま頭から抜けてしまうけれど・・
というわけで、その一環としてこうして文章にしているというのもあったりする。

どうしても、自分の興味のある分野が偏ってしまうので、似たり寄ったりな本を選びがちだが、「ありとあらゆる分野の本を読む」ことを推奨している。

たとえば、「歴史」「SF」「科学」「経営」「経済」「自己啓発」など。

書店に足を運ぶといつも思うことがある。
世の中にはこんなに本が出ているけれど、生きてるうちに手に取れる本なんてものすごく少なくて限られた本だけなんだな、と。

意固地にならず、人の勧めるものでもよし、絶対興味ない!と思うものであっても読んでみたら案外面白いのかもしれない。

著者いわく、読書することは「知識の習得」ではなく、自分の仕事や今いる環境にどう生かせるか?のヒントをみつけだし、即アクション!すなわちアウトプットすべし、とのこと。

読みたい本を選りすぐらなくては!と躍起になってしまいがちだったけれど、視野を広げて興味を抱かないような分野の本も読んでみようかな。イーロンさんもバフェットさんもものすごく読んでるらしいし!

働く人の休日の使い方②|リスキリング

資格試験の勉強をしているうちに耳にすることが多くなったこの言葉。
端的に言えば 「スキルや知識の再習得」

正直、子供のころから学生時代まで、勉強っておもしろい!と思ったことはあまりなかったと記憶している。やらされている感覚が強かった。特に、数字が関わってくるととたんに頭がフリーズしてしまうような子だった。

そんな私だが、社会人にになり、今「学ぶこと」が楽しくて仕方ない。
新しいことにチャレンジすることは、昔から苦手だし億劫だった。

自分の無知をどうにかしたい、という気持ちからはじめた資格勉強だけれど、こんな仕組みになっていたのか、こんな決まりがあって世の中は動いていたのか、とか、新しい情報を自分にインプットしていくことを、いつのまにか「楽しい」と感じるようになった。

テスト、受験というものに追われて勉強していた時と違い、「自分の意思で自主的に勉強している」 という事実が、気持ちを前向きにしてくれる。

大人になってからの学び、いい。

「自己肯定感」ではなく「自己効力感」

はじめて聞いた言葉だった。

「自己肯定感」という言葉は、近年耳タコになるほど聞いている。
自己肯定感をあげるためには?のような書籍も読んだことがある。

この書籍中に出てきたのはちょっと違う「自己効力感」という単語。

「自己肯定感」は他者との比較によって生み出される感覚だけれど、「自己効力感」はそうではない。

自分は目標を達成できるだけの能力を持っている!と認識することで高めるものらしい。
すなわち自分に自信を持つこと。

それを休日に高めようという話らしい。
自分自身に対して意識をぐっと向ける時間をつくる。自分と向き合い、自己理解を深めていく時間をつくる。

自己効力感を高めるために、休日に時間をとって考えることは

「自分は何を大切にしてる?」
「自分はどうなりたい?」
「自分の家族にどうなってほしい?」

こういった質問を自分自身に投げかけ、本当はどう考えてる?どう思っている?を深堀することで、行動、人生における優先順位を見極めることにつながるらしい。

どうしたって、比較してしまう気持ちはゼロにならないけれど、この「自己効力感」をあげることに意識を向けることにする!

休日の新習慣

本を読むとき、まずはざっと目次に目を通す。
どんな内容なのか、どういう構成なのか、そして自分の興味が沸く、意識が向く章はどのあたりなのか、目星をつける。

執筆した方からしたら、最初から読んでよ~と思われるかもしれないけれど、読みたい本が多いので、今まで読んだ本と傾向が似ていると内容がかぶっていることも少なくないから。

というわけで、最近よんだ朝活の本にも同様の内容があったけれど、やはりこれって大事なんだなという内容が三つ。

・瞑想
・ジャーナリング
・読書

これを休日にやれってこと!
少ない時間でもいいから、静かに自分の向き合う時間をとることで見えてくるものやヒント、気づきがあるということだろう。

ヨガ講師をしている友人は普段から瞑想をするといっていた。
試験前、仕事前、短い時間でも瞑想して呼吸を整えることで緊張感などから解放されるらしい。

良い効果を聞いていても、すぐ雑念が生まれて瞑想していられなかったけれど、身につくまで繰り返しやってみよ。

maru
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・アラフォー会社員
・マンガ好き
・紙と本と文具と布が好き
・インドアときどきアウトドア
・バスケ観戦が好き
・香水探し

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