休日の接客業。大変さを垣間見た

日常

日曜日の午前中。老若男女が溢れる人気の街。
来店時、その店の店内は空いていた。

外に出て本を読みたい気分。家を出て駅前に到着したのが11時頃。少し出遅れた。

自宅でゆっくりめの朝食をとったので、珈琲でも飲もうかと目星をつけたカフェに向かう。外のテラス席まで埋まる混雑ぶり。そりゃそうか…と思いつつ、別な店を探す。

そういえば、と頭に浮かんだお店に向かってみた。そこはカフェでもあるけれど、メインは海外のお菓子の量り売り。

思惑は当たった。提供するものは甘いドリンクとデザートがメインなので、ランチには早い半端なこの時間は人が少ない。

コーヒーの気分だったけれど、時間は有限!四の五の言ってられないのですかさず入店。

すんなり注文できると思っていた。奥のカフェスペースは空席がまだたくさんあったから。

けれど、先に並んでいた女性もまだオーダーを聞かれていないよう。見たところ店員さんはひとり。レジに背を向けて猛スピードでドリンクを作っている。

日曜の、間違いなく混雑するこのエリアのカフェでひとり接客。
私の後ろにも人が並ぶ。タイミングが悪いというか、急に混むことってあるんだろうけど。それが今。

なぜにひとり??誰か奥にいるとか・・?

こちらは読書目的で来ているので、急いでいないし、喉が特別かわいてるわけでもない。なので苛立つこともなく淡々と待つ(ゆっくりメニューを吟味)。むしろ店員さん大丈夫だろうか、焦らないだろうかと心配になる。

先のお客さんに完成したドリンクを引き渡し、ついに私がオーダーする番がやってきた。待つ間に決めていた商品を迷わず注文。
「少しお時間いただきます…」とても申し訳なさそうな様子。
いいんです、焦らずにつくってください、と心の中でひとりごち。

本を読みつつ気長に待つ。並んでいた列もはけて、店内は静かな空間が戻っていた。

オーダーナンバーで呼び出しがあり受け取る。
丁寧に作られたドリンクに、商品のチョコがひとつ添えられていた。
「お待たせしてしまったので、こちらどうぞ」

そういうルールがあるのかもしれないけれど、ひとつ添えられたチョコで気持ちがほぐれる。
単純だなと思う。

もし急ぎでいたり、虫の居所が悪かったら、同じ感じ方ができたかわからないけれど、それでも嬉しいものだと思う。

どこも人手不足ということだろうか。

私ならひとりでレジの前にできた列すべてに対応することにきっと焦ってしまう。冷静に、淡々と対応していた店員さん。内心は焦っていたのかもしれないけれど、落ち着いて対応していた。

私の性格上、働こうと思ったとき、選択肢に1度も上がったことがないのが「接客業」。

私自身が苦手だと思うことをこなす人を見ると、感心の念を抱かずにはいられない。



ストレス過多の現代、肌に元気がない・・と思ったらこちらでいい状態にしていきましょ

maru
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・アラフォー会社員
・マンガ好き
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