胆石でパンパンの胆のうをとった話①|人間ドックで発覚|手術・入院の体験談

病気 体験談

「胆石がありますね。万が一胆石が動いて胆管につまったら激痛が起きるけど。ひとまず気にしなくていいでしょう」

毎年受ける人間ドックの腹部エコー検査。丹念に右みぞおち下あたりグリグリと検査する医師。去年まではさらっと終わっていたはずなのに…??

最初に胆石の指摘があってから3年。人間ドッグの検査結果を説明する医師から告げられたのは「紹介状出すので、精密検査受けてください」だった。

健康診断で指摘された黒い影

私は40になるまで2度ほど、手術が必要な入院をしている。人生3度目の入院が決まった。


今回は「胆嚢結石症(たんのうけっせきしょう)

自覚する痛みはなかった。健康診断で最初に指摘されてから3年を経て、「胆嚢摘出術」の手術を受けるまでのはなしを思い出しながらまとめてみる。

私が勤める会社は、35歳オーバーになると健康診断から人間ドッグに格上げ(?)してくれる。
人間ドッグになると、肺活量検査や腹部エコー検査などが追加される。違いといったらそれくらいかも?

だがしかし、この「腹部エコー検査」によってある年の人間ドッグ、検査結果指摘が入ることになる。

ひと通りの検査を終え、医師から検査結果の説明を聞くのだが、郵送で結果のみ知らせてもらうこともできる。少し待つことにはなるけれど、私は毎年直接説明を受けることにしている。

呼ばれるのを待つ間、明らかに私より後に来た人が先に診察室に呼ばれている。順番が入れ替わることもあるわな、と思ってさほど気にはしていなかった。

本を読んで気長に待っているところに、案内係の女性が私に近づいてきた。

「少し、検査結果で確認が必要なところがあって時間がかかっております。他の方が先になりますが、少々お待ちいただければ・・」

腹部エコー、今年はやけに長かった。女性の医師は、去年よりもさらに丁寧に色々な角度から腹部エコーをあてていた。極めつけは、PCに向かってカタカタと打ち込んでいる。しかも長文っぽい。

これは何か、見つかった?

不安を抱きつつも、そこでは何か説明があるわけではないのでじっと待つしかなかった。

3年で増し増しになった胆石

毎年指摘はされども、ひとまず気にしなくていい、を鵜呑みにして本当に気にしないで生活していた。(ダメな大人・・自覚して)

「甘いもの控えて」という助言はすっかり頭から抜け去り、当たり前のようにデザートを摂取する毎日。

毎年健診が終わるといくつか指摘をされるので「次の人間ドックまでには体重を落とすんだ!」と決意を抱くはずなのに、2か月前くらいに、結局何も変わっていないじゃないの・・と自分に落胆しながら人間ドックに向かうのが常だった。

そんな感じでまた人間ドックの時期がやってきた。今年も指摘がはいるだろうと予測はしていたけれど、思った以上の状態だった。

小さな胆石、気にしなくていいといわれている程度の大きさだったものが、黒々と増幅した状態で確認された。

「だいぶに増えてちゃってますね。もう、胆嚢の中にすきまがないくらい胆石が増えちゃってます。放っておいても消えることはないから、このまま死ぬまで持ってるか、胆嚢ごと手術でとっちゃうかしかないですね」

あっさりと「手術」という言葉を発する医師に一瞬頭が「???」となる。

去年まで気にしなくていいと言われていた胆石が、一気に「手術」するレベルになってしまった。

胆石の治療法は?胆のうを残すor手術

「手術、しないといけないんですか?」

おずおずと医師に聞いてみる。しなくていいならしたくはない。

自分が痛い思いをする、というよりも先に頭に浮かんだのは家族に心配をかけたくないという思いだった。

「手術はしなくてもいいけど、いつか胆管につまって激痛を引き起こす可能性もあるし、胆嚢はなくても生きていけるから。」

・・そうなの?

そこで胆のうという臓器が人体においてどんな役割をになっているかを簡単に説明される。

ざっくりいうと・・
「胆のうは、肝臓でつくられた胆汁を濃縮して溜めておく袋。胆のう自体は、とってしまってもほとんどの人に影響はない」

そんな臓器があるの?なくてもいい??

自分のことながら、胆のうという臓器の存在と役割を生まれて初めて知った。

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